熊野川の河口を見下ろす丘の上、新宮城(別名:丹鶴城)に行ってきました。天守も櫓もなく、残っているのは石垣だけ。……と聞くと「なんだ、何もないのか」と思いますよね?(笑)
ところがこの石垣が、とにかく高い。しかも上には柵がほとんどない。観光客を甘やかさない、なかなか骨のあるお城です。
今回のルート
今回のスタートは、友人と合流した愛知県のJR一宮駅。片道3時間強……とにかく遠い! 紀伊半島の南端は、愛知からでも気軽には来られません(笑)
- JR一宮駅 →(一般道)→ 弥富IC
- 弥富IC →(高速)→ 熊野大泊IC
- 熊野大泊IC →(国道42号 → 国道311号 → 県道40号)→ 赤木城(続日本100名城 155)
- 赤木城 →(県道 紀宝川瀬線)→ 新宮城
この日は2城だけでしたが、移動時間を考えると、これで精いっぱいでした。
城の基本データ
| 所在地 | 和歌山県新宮市新宮7691-1(丹鶴城公園) |
|---|---|
| 城の種類 | 平山城 |
| 築城者 | 浅野忠吉(慶長6年=1601年) |
| 主な城主 | 水野家(初代 重仲から10代) |
| 時代 | 江戸時代初期 |
| スタンプ | 新宮市立歴史民俗資料館(受付横。入館料なしで押せる) |
| 御城印 | 阿須賀神社の授与所/300円(税込) |
| 所要時間 | 駐車場から本丸まで10〜15分、全体で30〜45分 |
| 駐車場 | 資料館・神社:阿須賀神社の駐車場/城跡:公園の坂を登った先に約10台 |
| 売店・トイレ | 売店なし/トイレは資料館の脇と公園内 |
まずは資料館でスタンプと御城印を
スタンプは城跡ではなく、少し離れた新宮市立歴史民俗資料館にあります。受付横の机に置いてあって、スタンプだけなら入館料なしで押せます。


御城印は、資料館のすぐ隣の阿須賀神社で300円。車は神社の駐車場に停めれば、スタンプも御城印も一気に片づきます。

時間に余裕があれば、資料館の中にも入ってみるのがおすすめ(大人220円)。新宮城のことはもちろん、この地方の歴史もひと通りわかります。予習してから城跡を歩くと、ただの石の壁が「おおっ」に変わりますよ。
アクセスと道中
城跡は「丹鶴城公園」としてきれいに整備されています。入口の看板には城の説明と公園の案内図があるので、まずはここで全体をチェック。

石畳の坂道を上がっていった先に、10台ほど停められる駐車場があります。空いていればここに停めるのがベストです。


見どころ
とにかく高い石垣
石段を登り始めた瞬間から、両側に石垣がドーン。建物はなくても、この石垣だけで十分におなかいっぱいになれます。




上から覗く虎口跡
途中には、石垣で四角く囲まれた虎口(城の出入口)の跡も。この先は通行止めで、上から覗くだけですが、「ここで敵を待ち構えたのか」と想像するだけでワクワクします。

本丸からの絶景
そして本丸からの眺めが、この城いちばんのごほうび。熊野川と赤・白の橋、町並み、その先には海。昔は「沖見城」とも呼ばれていたそうで、そりゃこの景色ならそう呼びたくなります。



豆知識
新宮城を治めた水野家、実は捕鯨と深い関わりがありました。城の敷地を商いの拠点にして、鯨油(鯨の油。昔の灯りの燃料)を、川と海を通って江戸まで運んでいたそうです。お城でクジラの商売……なかなかの商売上手ですね(笑)
この話は資料館で詳しく聞けたので、気になる方はぜひ。
スタンプ押印レポ
14時ごろ、資料館で押印。受付横に「ご自由に押印ください」とあるので、気軽に押せます。


周辺の補足
- 石垣の上は柵がほとんどありません。小さなお子さん連れは、しっかり手をつないでください
- 公園として整備されているので、散歩感覚でも十分楽しめます


まとめ
「石垣しかない城」と油断して行くと、いい意味で裏切られます。高石垣の迫力と、熊野川と海の絶景。歴史好きはもちろん、ちょっとした観光でも楽しめるお城です。
ただし足元だけは、くれぐれもお気をつけて。