明日あしたお城攻めるってよ!

日本100名城・続日本100名城のスタンプと御城印集め目線でお城を紹介

Google先生を信じて、細い県道で立ち往生した話

執筆者:

中井さん

カテゴリ:

車で城を巡るとき、私のナビは昔からGoogle先生一筋です。スマホひとつで、どこへでも連れて行ってくれる頼もしい先生です。

ところが、そんな先生を信じきっていた私には、いまだに忘れられないトラウマがあります。赤木城の記事でも少しだけ触れましたが、今回はその話をじっくり書いてみます。

「少しだけ早い道」を選んだばかりに

Google先生は、目的地までの道を何パターンか出してくれます。何度も使ったことがある道だと、たまには別のルートで行ってみようかな、と思うこともよくありますよね。

Googleマップに表示された大阪城から安土城跡までの3つのルート候補
Googleマップでは、ルートの候補が何本か表示されます(例:大阪城→安土城跡)/地図:Google マップ

あれは、ちょうど今と同じ、秋から冬に入る前くらいの季節でした。いつものようにお出かけをした帰り道。時間は夕方で、だんだん日が沈みかけていました。

候補の中に、いつもより少しだけ早い道が出てきたので、あまり何も考えずにそれを選択。これが運の尽きでした。

だんだん雲行きが怪しくなる

走っていくと、車1台が通れるくらいの県道に入りました。最初のうちは、ところどころにすれ違えるスペースもありました。ところが、道はだんだん細くなっていきます。

「今これ、前から車が来たらやばいな……」と思っていた、まさにその矢先。前から車が……。

最初はなんとかすれ違えないかと試みましたが、どうやっても無理で断念。気づけば、私の後ろにも車が連なり、道は渋滞していました。反対側の列も同じ状態です。

10台以上の車を、1台ずつ誘導

こうなったら、こちらが下がるしかありません。ハザードランプをたいて、まず前の車のドライバーさんに「今からこちらをバックで下げます」と伝えました。

このとき、ふと思い出したのが、少し後ろに転回できる場所があったこと。「そこで1台ずつ転回してもらえば、道が空く!」とひらめきました。我ながらナイス判断です(笑)。

さっそく、10台以上連なった車の最後尾まで急いで歩いていき、ドライバーさんに状況を説明。1台ずつ私が誘導して、その場所で転回してもらいました。

全部終わるころには、あたりは真っ暗。沿道の家の方も心配して出てきてくださり、一緒に車に乗っていた家族も、緊張しながら見守っていました。

事故がなかったのは本当によかったのですが、生きた心地がしませんでした。いまでこそ笑い話ですが、あの日のことは今でも忘れられません。

なぜGoogle先生は細い道に案内するのか

Google先生は、ご存じのとおり1分でも早く着く道を探して案内してくれます。そのぶん、道の広さや走りやすさといった日本の道路事情までは、あまり気にしてくれないようです。

アメリカは広い道が多いので、そういう設計になっている、という話を聞いたことがあります(あくまで聞いた話で、本当のところは分かりません)。

一方、車に付いているカーナビは、多少遠回りでも通りやすい道を案内してくれます。どちらが良い・悪いではなく、得意なことが違うんですね。

いまの私の使い分け

あの一件以来、私は次のように使い分けています。

  • ふだんの道・街なか:Google先生におまかせ
  • 山道・知らない道・細い道が多そうな所:カーナビも併用して、ルートを見比べる

2つのナビの案内が分かれたときは、要注意のサインです。Google先生だけが別の道を案内しているときは、その道が細い可能性を疑うようにしています。

城巡りは細い道との戦い

城巡りをしていると、この使い分けが本当に役立ちます。山城や平山城は山の中にあることが多く、城に近づくほど道が細くなりがちだからです。

すれ違いが厳しい細い道
赤木城へ向かう途中の細い道。すれ違いはかなり厳しいです

たとえば赤木城へ向かう途中、丸山千枚田から城までの区間には、車同士のすれ違いがかなり厳しい道がありました。こういう道では、対向車が来ないことを祈りつつ、ゆっくり安全運転で進むしかありません。詳しいルートは赤木城の記事にまとめています。

まとめ:先生は頼れる。でも、頼りきらない

Google先生はとても頼りになります。でも、それだけに頼っていると、思わぬ細道で立ち往生することもあります。とくに山道や、日が暮れてからの運転では、カーナビも一緒に使うことをおすすめします。

世の中には、国道とは呼べないほど細い道や、整備が行き届いていない国道のことを「酷道」と呼ぶ言葉まであるくらいです。地図の上では立派な「国道」や「県道」でも、実際に走ってみたら……ということは珍しくありません。山のドライブでは、地図をうのみにせず、注意して走りましょう。

最後尾まで走って全員を逃がしたあの日、私はまさに「殿(しんがり)」でした(笑)。みなさんも、細道にはくれぐれもご用心を。

ブログ掲載の内容は誰かに「こうしてほしい」と言いたいわけではありません。「そう考える人もいるんだな」くらいで読んでもらい、共感してくださった方が意見をくれたらうれしいです。ご意見・ご感想は、プロフィールの「このブログの考え方」をご覧のうえ、お問い合わせからお寄せください。