明日あしたお城攻めるってよ!

日本100名城・続日本100名城のスタンプと御城印集め目線でお城を紹介

【続日本100名城スタンプ】155 赤木城

執筆者:

中井さん

カテゴリ:

紀伊半島の山奥、三重県熊野市。標高230mの小高い丘の上に、どーんと石垣が残るお城があります。それが赤木城あかぎじょうです。

朝霧に包まれた姿から「天空の城」とも呼ばれているそうです。この日は霧どころか雲ひとつない快晴で、天空感はゼロでしたが、景色は最高でした(笑)

今回のルート

今回のスタートは、愛知県のJR一宮駅。朝7時半に出発です。紀伊半島の南は、愛知からでもとにかく遠い!

  • JR一宮駅 →(一般道)→ 弥富IC
  • 弥富IC →(高速。途中の安濃SAで休憩)→ 熊野大泊IC
  • 熊野大泊IC →(国道42号 → 国道311号 → 県道40号)→ 道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里(スタンプ・御城印)
  • 道の駅 → 丸山千枚田(寄り道)→ 赤木城
  • 赤木城 →(県道 紀宝川瀬線)→ 新宮城

一宮から弥富ICまでは、一般道でも名古屋高速でも時間がほぼ変わらないので、安い一般道を選びました。

城の基本データ

所在地三重県熊野市紀和町赤木
城の種類平山城
築城者藤堂高虎
時代安土桃山時代
スタンプ道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里(店内のレジ横) 📍Googleマップで開く
御城印同じ道の駅のレジで販売 📍Googleマップで開く
所要時間駐車場から主郭まで10〜15分、全体で30分ほど
駐車場城跡の下に無料駐車場あり 📍Googleマップで開く
訪問日2026年10月下旬の土曜日(休日)
売店・トイレ城跡に売店なし/トイレは駐車場にあり(道の駅にもあり)
撮影スポット赤木城跡ビュースポット(谷の反対側) 📍Googleマップで開く

まずは道の駅でスタンプと御城印を

ここで大事なお知らせです。赤木城のスタンプは城跡にはありません。城跡から少し離れた「道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里」にあるので、先に寄ってください。

道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里
道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里
道の駅の入口
道の駅の入口

スタンプは、店内のレジ横の机に、道の駅のスタンプと並んで置いてあります。手書きの「続日本100名城スタンプ 赤木城」の札が目印です。

スタンプは店内のレジ横に
スタンプは店内のレジ横に

御城印も、同じ道の駅のレジで買えます。

御城印のコーナー
御城印のコーナー

アクセスと道中

道の駅から城跡へ向かう途中、寄り道で丸山千枚田へ。山の斜面に小さな田んぼがびっしり並んだ景色は、思わず「おお〜」と声が出ます。トイレもあるので、休憩にもぴったりです。

丸山千枚田
丸山千枚田
「一番小さな田んぼ」の看板も
「一番小さな田んぼ」の看板も

ただし、千枚田から城跡までの道は要注意。車のすれ違いがかなり厳しい細い道があります。ゆっくり、安全運転でどうぞ。運転についての苦い思い出は、殿のひとりごと「Google先生を信じて、細い県道で立ち往生した話」に書いています(笑)

すれ違いが厳しい細い道も
すれ違いが厳しい細い道も

城跡に着いたら、大きな「国史跡 赤木城跡」の看板が目印です。駐車場は無料で、トイレもあります。

国史跡 赤木城跡の看板
国史跡 赤木城跡の看板
無料駐車場とトイレ
無料駐車場とトイレ

見どころ

築城の名手・藤堂高虎の城

赤木城は、築城の名手・藤堂高虎が、この北山の地を治めるために築いたとされるお城です。

高虎さん、三重県内を回っていると、本当にいろんなところで名前を見かけます。津城や伊賀上野城も、高虎が手を入れたお城です。水城で有名な愛媛県の今治城や、江戸幕府の時代、慶長江戸城の縄張り設計も高虎さんだそうです。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」にもいいキャラとして登場していますよね。この石垣を見ると、「築城の名手」と呼ばれるのもうなずけます。

手すりと階段で登りやすい

駐車場から主郭までは5分~10分程度。手すりと、しっかりした階段があるので、山の上のお城にしては登りやすいです。

手すりのある登城路
手すりのある登城路
石垣沿いに登っていく
石垣沿いに登っていく
石垣の間の石段
石垣の間の石段

山の上に残る見事な石垣

これだけ高い場所に、これだけの石垣が今も残っている。現地で本当に感動しました。当時のものと思われる石がたくさんあって、石の小口こぐち(外から見える石の端の面)まで丁寧に整えられています。

自然の石をそのまま積んだ「野面積みのづらづみ」で、角は長い石を交互に組んだ「算木積みさんぎづみ」。じっくり見ていると、職人さんの仕事に見入ってしまいます。

桜の木と石垣
桜の木と石垣
山並みを背にした石垣
山並みを背にした石垣

折れ曲がった虎口

虎口こぐち(城の出入口)は、通路を何度も折り曲げた二重のつくり。「ここで攻めてきた敵を迎え撃ったのか」と想像すると、ワクワクします。

主郭へ入る虎口
主郭へ入る虎口

主郭からの絶景と桜

主郭に立つと、山並みと集落がぐるっと見渡せます。主郭には桜がたくさん植えられていて、春は桜の名所になるそうです。

史跡 赤木城跡の碑
史跡 赤木城跡の碑
主郭から谷を見下ろす
主郭から谷を見下ろす

城全体を撮るならビュースポットへ

城の全体を撮りたい方は、谷をはさんだ反対側の「赤木城跡ビュースポット」がおすすめ。「国史跡 赤木城跡」の案内看板がある道から、城全体が見渡せます。ただし城が小さく写るので、望遠は必須です。📍Googleマップで開く

ビュースポットから見た赤木城(中央の丘)
ビュースポットから見た赤木城(中央の丘)
ビュースポットの道と案内看板
ビュースポットの道と案内看板

豆知識

虎口の石垣は、発掘調査のとき、かなり崩れた状態だったそうです。これは、城が使われなくなったあと、敵に利用されないようにわざと崩された可能性も考えられているとのこと。

もうひとつ。下の段の虎口には階段の跡が見つかっておらず、はしごのようなもので登っていたと考えられているそうです。守りのためとはいえ、毎日はしごはなかなか大変そう……(笑)

(熊野市教育委員会の現地案内板より)

スタンプ押印レポ

10月下旬の土曜日(休日)の11時半ごろ、道の駅の店内で押しました。古いブログには「紀和鉱山資料館」と書かれていることがありますが、2020年4月から道の駅に移っています。お間違えなく。

続日本100名城スタンプ(155 赤木城)
続日本100名城スタンプ(155 赤木城)

御城印は、藤堂家の家紋(蔦)が入ったデザインです。

赤木城の御城印
赤木城の御城印

周辺の補足

  • 丸山千枚田:約1,340枚の田んぼが重なる棚田。「1枚足りないと思ったら、笠の下に隠れていた」という言い伝えがあるほど小さな田んぼもあります。看板の「一番小さな田んぼ」も探してみてください
  • 石垣の近くは注意:石垣の近くや上のほうは、柵がほとんどありません。足元に気をつけて歩いてください
  • 城跡は草がきれいに刈られていて、とても歩きやすかったです。日ごろから管理されている方々に、感謝です

Google先生とカーナビの使い分け(ちょっと脱線)

ナビは昔からGoogle先生一筋の私ですが、以前、先生の案内どおりに走って超狭い県道で立ち往生したことがあります。それ以来、山道や細い道が多そうな所では、通りやすい道を案内してくれるカーナビも併用しています。赤木城のような山あいの城へ行くときは、みなさんもご注意を。

そのときの顛末は「殿のひとりごと:Google先生を信じて、細い県道で立ち往生した話」に書いています。よろしければあわせてどうぞ。

まとめ

山奥にどーんと残る石垣と、山並みの大パノラマ。藤堂高虎の城を、たっぷり味わえるお城でした。

スタンプは道の駅、細い道は安全運転、石垣の近くでは足元注意。この3つを押さえれば、楽しく攻略できます。遠いけど、行く価値ありです!