能島城のスタンプを押したあとは、旅の続きです。この記事では、能島城の記事に入りきらなかった、旅の前後の話をまとめます。前日の松山城から特急で今治へ、そして能島城のあとは船で因島へ渡り、夕方のしまなみ海道を走って尾道へ。今回も「城旅の寄り道」の記録です。
今回のルート
訪問は2026年10月下旬の木曜日(平日)。前日は松山城でした。能島城のスタンプ押印はこちらの記事に書いています。
- 松山駅から特急「しおかぜ」で今治へ(指定席。自転車は輪行)
- 今治から自転車で来島海峡大橋を渡り、村上海賊ミュージアムでスタンプを押す(能島城の記事)
- ミュージアムから友浦港まで、約2km
- 友浦港から芸予汽船で、因島の土生港へ
- 因島から向島まで、しまなみ海道を走る
- 向島から、自転車ごと乗れる渡船で尾道へ
特急「しおかぜ」に自転車を持ち込む
松山駅から今治までは、特急「しおかぜ」の指定席を取って移動しました。自転車は、輪行袋に入れて持ち込みます。

悩んだのが、輪行袋の置き場所です。車両と車両のあいだのスペースに置かせてもらうことにして、車掌さんに声をかけて相談しました。すると、ドアが開かない側なら置いてよい、と教えてもらいました。進行方向に向かって右側のドアは、今治まで開かないとのことでした。

列車や路線によって、事情は違うかもしれません。迷ったら、乗る前や乗ったあとに、駅員さんや車掌さんに声をかけてみるのがおすすめです。親切に教えていただき、助かりました。
今治からは、来島海峡大橋を渡って村上海賊ミュージアムへ。ここから先は能島城の記事に書いたとおりです。
友浦港から芸予汽船で因島へ
ミュージアムから友浦港までは、距離にして約2km。少しだけ坂道を登る必要がありましたが、さほど時間はかかりませんでした。



ここから、芸予汽船の船に乗って、因島の土生(はぶ)港へ向かいます。
運賃と時刻表(2026年10月訪問時)
- 友浦から土生までは、大人1,230円(待合所の券売機の表示)
- 券売機には、訪問時「ただいま現金のみ」の表示がありました
- 自転車は、普通手荷物の580円でした(電動は680円)。券売機の「自転車」の欄に書かれていて、「自転車の方は窓口へ」という案内もありました
待合所には、サイクリスト向けの案内が貼ってありました。船の構造上、自転車は立てかけた状態で積むので、揺れで細かい傷がつくことがある。それを了解のうえで乗ってください、という内容です。荷台の荷物を降ろすように、との注意もありました。

時刻表(令和6年4月1日改正)は、平日の友浦発で次のとおりでした。

| 便 | 友浦発 | 土生着 |
|---|---|---|
| 1 | 6:20 | 岩城止まり(岩城から先は委託便) |
| 2 | 8:20 | 9:20 |
| 3 | 14:50 | 15:50 |
| 4 | 17:40 | 18:35 |
- 土日祝は別の時刻表です。お盆と年末年始は、土日祝の時刻になる、との注記がありました
- 灰色の「委託便」は、自転車・荷物を積めない、との注記がありました
- 「〒」印の便は、自転車の台数に制限があるとのことです
時刻や料金は変わることがあります。乗る前に、芸予汽船の最新の案内を確認してください。
船から、因島へ
船では、甲板に出て景色を眺められました。島のあいだを抜けていくと、海のむこうに、次の島が見えてきます。




因島から向島へ、夕方のしまなみ海道
土生港から尾道までは、しまなみ海道を走りました。因島の坂は、少しだけきつかったぐらいです。

走っているうちに、空と海がだんだん夕焼け色に変わっていきました。





因島大橋の下の道
因島と向島のあいだには、因島大橋が架かっています。吊橋で、車が走る上の段と、歩行者・自転車・原付が通る下の段に分かれています。自転車は、この下の段の道を走ります。




向島から渡船で尾道へ
向島から尾道へは、自転車ごと乗れる渡船を使いました。料金は1回110円です(2026年10月訪問時)。尾道と向島のあいだには橋もありますが、新尾道大橋には自転車歩行者道がなく、尾道大橋も歩道がせまいため、サイクリングでは渡船を使うのが一般的だそうです。



夜の尾道
渡船で着いたころには、空も暗くなってきていました。夜の尾道を、少しだけ歩きます。


尾道は、前に千光寺と猫の細道を歩いたことがある街です。夜の路地でも、猫に会えました。
(ちょっと脱線)島づたいに県境をこえる
今回、愛媛から広島へ、島をつたって移動してみて、不思議な気分になりました。島を経由して隣の県へ移動する、というイメージが、あまりなかったからです。橋の上を走ったかと思えば、船に乗り、また橋を渡り、最後は渡船。瀬戸内海には小さな島がたくさんあって、経由しながら対岸へ移動できます。海運がとても重要な役割をしていたことが、実感としてよくわかりました。能島城の記事に書いた、村上海賊の話ともつながる気がします。
まとめ
- 輪行袋は、車両のあいだのドアが開かない側に置かせてもらった(車掌さんに相談)
- 友浦港から土生港まで、芸予汽船で大人1,230円、自転車は普通手荷物の580円(2026年10月訪問時)。平日は友浦発が1日4便
- 時刻表では、委託便(灰色)は自転車を積めず、「〒」印の便は自転車の台数に制限あり
- 因島大橋は、下の段の自転車歩行者道を走る
- 向島から尾道は、自転車ごと乗れる渡船(1回110円)
輪行袋の置き場所を教えてくださった車掌さん、船や渡船で安全に運んでくださった皆さん、ありがとうございました。